東五六 / 珈琲美楽

素材:磁器
サイズ:コーヒーカップ/H7×φ8.5cm(容量約180ml)、ドリッパー/H8.1×φ11.1cm、サーバー兼ポット/H13×W17.5×D8.5cm(容量約550ml)
色柄:鶴、青海波

価値の発掘と再認識

 喫茶店数が案外多い京都は、コーヒー文化が根付いた街である。しかし京焼・清水焼にカップ&ソーサーやマグカップはあっても、製作の特殊性などからコーヒードリッパーやサーバーはほとんどつくられていない。この現状に目を付けたのが、京焼・清水焼専門店の東五六だ。「成形から絵付まで一貫して京都で取り組みたい」と専務取締役の浅井洋平は意気込む。
 デザインモチーフに選んだのは、タイ王室御用達の優美なベンジャロン焼だ。製作に携わった絵付師がタイと様々な縁を持つことから、日本とタイの様式を融合し、アジア市場を広く見据えた商品開発に挑んだのである。「珈琲美楽」はコーヒーカップとドリッパー、サーバー兼ポットの3点から成る。いずれもろくろ成形後、「海を渡った文化交流」の意図から青海波と鶴の文様を絵付した。さらに文様の中に金と黒で幾何学模様を細かく描き入れ、ベンジャロン焼の要素を加えた。富裕層をターゲットに販売していく予定だ。

専務取締役 浅井洋平

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