どんな時も“わくわく”するもの
近年、一段と普及してきたお薬手帳。病院や調剤薬局へ出かける時に気分が少しでも晴れやかになれれば…。岡山工芸の「TONE&TONE」はそうした望みに応える薬帳・カードケースだ。持ち歩きを前提とするお薬手帳だが、世の中に出回るのは簡易なビニールケースがほとんどだ。「もっと上質な専用ケースがあってもいいのでは」と、代表取締役の岡山摩紀は言う。
岡山工芸は、多くの職人を抱える手描京友禅の製造販売会社だ。昨年はその技術と技法を生かした金封袱紗と念珠入れを開発し、今年もまた「包む」ことに着目した商品開発に挑んだ。自社で考案した帯の図案から伝統文様、植物、動物の3分野にわたる9柄を選び、新しくツートーンでデザイン。お薬手帳のほか、母子健康手帳や通帳も入れられる。さらに保険証や診察券などを差し込めるポケットも6つ備え、機能性を高めた。老若男女問わず持てるデザインで、父母への贈り物や還暦祝いなどのギフトにも向いている。