大西常商店 / かざぷち/うつし香

素材:竹、磁器(清水焼)、エタノール、水、香料
サイズ:H16.5×φ3.8cm(内容量50ml)
色柄:リードスティック/白、器/白

技を生かし、“技から離れる”こと

 扇子がルームディフューザーになるとは、誰が想像しただろう。元々、扇子には香料をまとわせた商品が多く、扇いで涼を取ると同時に、ふわりと漂う香りを楽しむ文化がある。なぜなら竹は吸水性と保水性に優れるため、薄く加工した扇骨を香液に一瞬浸すだけで、およそ1年は香りが持続するからだ。京扇子の製造卸と小売を営む大西常商店の大西里枝はこの扇骨の機能に着目し、昨年、ルームディフューザー「かざ」を開発した。かざとは香り。京言葉で良い香りがすることを「えぇかざどすなぁ」と言うのである。
 今年は「かざ」をさらに発展させ、洗面所やトイレなど限られたスペースでも設えられる小型の「かざぷち」を開発。場所を選ばず、香りを手軽に取り入れられる機会を増やした。また今後、香りを持ち運ぶための道具「うつし香」の商品化も予定している。「これはハンドバッグや胸ポケットなどに入れて持ち運び、出先やオフィスで香りを嗅ぐもの」と大西は明かした。

営業企画担当 大西里枝

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