鳥居 / 裂の箱

書類入れ / 素材 : 絹、紙 / サイズ : H 4.5cm × W 25.5cm × D 34cm / 色柄 : 紺、ペルシャ紋など / ほか

飾るものから“使う”ものへ

 全国の表具店や博物館、神社仏閣などに向けて、表具(掛け軸)を飾る美術織物「表装裂」を専門に扱う鳥居。表装裂を仕立てる際に最も重要な作業となるのが、裂と紙を糊で張り合わせる裏打ちだ。裏打ちをすることで巻物や掛物に仕立てることができる。
 この裏打ちの技術を生かし、近年、同社はワインバッグや封筒など日用雑貨の開発に取り組んできた。さらに「存在感のあるインテリアとして活用した い」とデザイナーの鳥居玲子は挑戦する。
 そこでありそうでなかった、金襴緞子を張り合わせた箱を開発した。デスクまわりに置ける蓋身式のA4書類入れ、手紙入れ、ペンケースと、テーブルやドレッサーなどに置ける置き蓋式の大・中・小サイズの小物入れである。
 デスク用品には無味簡素なものが多い。それに対して、感性豊かなライフスタイルを送る40〜60代に向けて特別感のある箱を提案した。表具に使われる、伝統的な文様の金襴緞子が上質で落ち着いた空間をつくる。

デザイナー 鳥居 玲子

会社名 : 鳥居株式会社
住所 : 〒604-0804 京都市中京区夷川通堺町東入る絹屋町128番地
電話番号 : 075-222-1031
FAX : 075-222-2350
Mail : info@torii.kyoto.jp

http://torii.kyoto.jp

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