丸二 / 唐紙文庫

箱 / 素材 : 和紙、水性絵具 / サイズ:H 7cm × W 約19cm × D 約26.5cm / 色柄 : つぼつぼ、笠松、花七宝 / ほか

守るものと“付け加える”もの

 奈良時代に唐から伝わった唐紙。当時は上流貴族の間で手紙や詩歌を書くための「料紙」として使われたという。その後、平安時代に日本でも唐紙がつくられるようになると、貴族が住まう寝殿造りの襖障子に使われ、さらに江戸時代には室内装飾品として武士や町 民の間にも親しまれていった。
 その唐紙を自社製作するのが、和室内装材の販売会社である丸二だ。ことに京都でつくられる唐紙は「京唐紙」と呼ばれ、版木を使い、雲母(うんも)や胡粉(ごふん)などの顔料を使って伝統文様を摺ることを特徴とする。
 唐紙を広く知ってもらうきっかけとして、丸二はこれまでに唐紙を使った文具をいくつも開発してきたが、「改めて見直す必要がある」と代表取締役の西村和紀は判断。そこで商品全体に統一感を持たせるリブランドに挑んだ。14の伝統文様と12色を選定し、ポストカード、レターセット、一筆箋、ぽち袋、祝儀袋、箱の6アイテムに展開。現代の「料紙」として提案する。

代表取締役 西村 和紀

会社名 : 株式会社丸二
住所 : 〒600-8076 京都市下京区高辻通堺町東入る泉正寺町462番地
電話番号 : 075-361-1321
FAX : 075-361-8876
Mail : karakami@maruni-kyoto.co.jp

http://www.maruni-kyoto.co.jp

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