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京都の伝統工芸の1つに素焼で作る人形「京陶人形」がある。土を成形し、焼成したものに顔料で彩色し、顔を描き
入れた人形で、節句や干支などの置物、土鈴、根付が定番商品である。
土田人形の創業は1944年。初代は彩色職人で、二代目より自社での工程を徐々に広げていき、現在は企画から原型製作、型取り、素地製作、焼成、彩色、面相、箱詰まで、自社ですべて一貫生産を行っている。
これまでも京焼アロマ根付などの新商品開発を積極的に行ってきた土田人形だが、「まったく違う分野に挑戦したい」とさらなる可能性を探る。
そこで漫画家の卵と手を組み、漫画に登場するキャラクター人形の製作に挑んだ。それは京都の街を舞台にした物語で、四神を守る4人のキャラクターが登場する。「京陶人形を作る際の基本をいったん無視し、頭を真っ白にして取り組んだ。苦労はあったが、新しい発見もあった」と代表の土田博之は確かな手応えをつかんでいる。
代表取締役 土田博之