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高級品や趣味の道具は、それを収めるケースにも品格が求められる。「黒衣でありながら、商品の“顔”を作っているという自負がある」と言うのは、田中ケースの常務取締役、田中健志だ。
田中ケースは、元々、懐中時計や腕時計のケース製造会社として1923年に創業。戦後の高度経済成長期には、市場が大きく伸びた宝飾品や洋食器のギフトパッケージを製造し成長した。京都を拠点とする強みから、お香や仏具、塗物などのケースも得意とする。
これまで黒衣に徹してきたが、「自社技術を生かしてオリジナル商品を作りたい」との思いが強まり、オーバーナイターを開発した。これは夜から朝に掛けて、時計や財布、眼鏡など身の周りの物を仕舞っておくためのケースだ。京都らしさを表現するため、蒔絵の装飾を採用。木箱に人工皮革を張り合わせ、螺鈿の加飾や金粉の散布を施す伝統技法を用いて、部分的に蒔絵を施した。
質の高い暮らしを望む男性に相応しい道具となりそうだ。
常務取締役 田中健志
住所 : 〒604-8074 京都市中京区富小路通六角上る朝倉町545
Tel : 075-241-1206
Fax : 075-256-1167
Mail : office@tanaka-case.co.jp
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