へその緒や初めて抜けた乳歯などは、子どもを持つ両親にとってかけがえのない思い出そのものだ。これらを大切に仕舞っておけるメモリアルボックスと、子どもに被せたい愛くるしい冠が一体になったアイテムが登場した。その名も「天使の宝箱」である。これは円筒形の宝箱の上にティアラやクラウンを蓋として載せたもので、両者を外して使用する。ティアラやクラウンは記念写真を撮る際などに子どもの頭に被せられ、縁を着脱することで乳児から幼児までのサイズに対応する。宝箱には内蓋が付いており、子どもが成長した後にも保管箱として長く使える。
「天使の宝箱」を製作したのは和雑貨企画製造会社の夢み屋である。従来と変わらない製作方法だが、レーヨンちりめん生地に金属箔を張り光沢のある生地に変えることで、和雑貨から洋雑貨へと転換することができた。「“はじめましての贈り物”として、家族や友人の出産祝いに利用してほしい」と同社取締役デザイナーの飯田景子は話す。