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まだ「和雑貨」という言葉さえなかった1975年当時、着物生地で作ったリボンがヒット商品となり、創業に至った夢み屋。主にちりめん生地を使い、温もりのあるインテリア装飾品の企画、製造、販売を行っている。
創業者の飯田景子は元々、アパレルのファッションデザイナー。結婚を機に京都に移り住み、アンティークの着物と出合った。「モダンな柄が新鮮だった」と今も感動を忘れない。以来、明治から昭和初期までの着物を収集し続け、数百枚を数えるまでに至った。
これらアンティークの着物を生かし、飯田はメンズのファッション小物の開発に初めて挑んだ。銘仙など張りのある織物で、ボウタイ(蝶ネクタイ)を製作。タイは布目に対して斜めに裁つのが基本だ。しかも劣化部分を避けながら良い柄行きを探すと、1枚の着物から3〜4点しか生地を取れないと言う。
そんな希少なボウタイには独特の趣があり、おしゃれを楽しむ男性に向けて、雅な着物生地の魅力を伝える。
代表取締役 飯田景子