新生児から生後３カ月頃までの赤ちゃんは、安心や安全、保温のために、おくるみで全身を包み込むのが良いと言われる。中でもガーゼは通気性が良く、肌への刺激が少なく、汗を吸ってもすぐに乾くという特徴があり、特に夏におすすめのおくるみとされる。

　「はるくるみ」は、赤ちゃんのまだ弱い肌に嬉しいオーガニックコットン100％のおくるみである。二重ガーゼを２枚合わせにした90cm角の無地で、縁に明るい色のブランケットステッチが入れられている。また一角に空けられた菊穴にはタッセルが通されており、おくるみに愛らしさを添える。授乳時には授乳ケープとして使える。

　おくるみの開発に挑んだのは、ふろしきの企画卸販売を行っている丸和商業だ。「共通点は四角い布ということだけ。これまでの経験を生かしながらもすべてが挑戦だった」と代表取締役社長の林利治は話す。赤ちゃんが成長した後は、レザーハンドルを取り付けてふろしきバッグに転用する提案も行う。