素材:磁器
サイズ:掛時計/φ 約 28× D 約 4cm (重量 約990g)、置時計/φ 約 14× D 約 6cm(重量 約 450g)
色柄:白、銀藤、緑など 13 色
創造への“挑戦”
陶磁器製の時計というと、外側のみを陶磁器でつくり、中に文字盤をはめ込んだ形式か、平板の陶磁器に凹凸を施して文字盤を表現した形式であることが多い。その点、熊谷聡商店が開発した時計はありそうでなかったデザインである。掛時計と置時計の2種類あり、いずれも立体的で、数字の部分を細長い穴で表現したのだ。シンプルなデザインに徹したために、同社が得意とする、花弁のような光沢を持つ磁器「花結晶」の魅力が引き立って見える。いずれも重量は1kg以下で、掛時計はフックに掛けるだけで設えられる。
「香炉の蓋から発想した」と、代表取締役社長の熊谷隆慶は種明かしをする。立体的な被せの形状と細長い穴は、確かに香炉の蓋を思わせる。同社は1935年の創業以来、京焼・清水焼の産地問屋を営んできた。最近はインテリア用品の開発に積極的で、時計は以前から挑戦したいと考えていたアイテムだ。今回、リズム時計工業に協力を仰げたことが、商品開発に拍車を掛けた。
代表取締役社長 熊谷隆慶
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