素材:和紙、布
サイズ:H11×φ14cm、H7.5×φ15cm
色柄:白
視点を180度換えて見えるもの
小さな正方形の生地を折りたたんだりつまんだりし、糊で固めて艶やかな花などの形に仕立てるつまみ細工。諸説あるが、江戸時代に宮中の女官が着物の端切れを利用し、文箱やお守りなどを装飾したことが始まりと言われている。その後、つまみ簪(かんざし)として広まったため、現代も七五三や成人式、婚礼などハレの日に使用する髪飾りとして定着している。
つまみ細工専門店「京都おはりばこ」と教室運営を通して、つまみ細工の魅力を伝える北井は、つまみ細工の可能性を広げるためインテリア分野に関心を示す。「元々、生活に根ざしたものだった。ハレの日だけでなく、日常生活を彩る小物として提案したい」と北井香里は話す。そこで生まれたのが「かざりあかり」だ。薄い和紙を張り固めたドーム状の土台に、薄い布でつまみ細工を施し、明かりを灯して鑑賞する。「今後は建築家やインテリアデザイナーに向けて、つまみ細工をもっとアピールしていきたい」と意欲を示す。
北井香里
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