素材:木、漆
サイズ:小椀/H5.5×φ9cm、大椀/H6.5×φ10.5cm、小皿/H2.2×φ10.5cm、大皿 /H3.7×φ21cm
色柄:干支12種
様式を“ライフスタイルに進化”
歩き始めの赤ちゃんが初めて履く靴を「ファーストシューズ」と呼ぶが、これに倣うと、「こわんさら」はまさに「ファースト漆器」と言うべき商品だ。
「子どもの頃から本物の漆器に触れてほしい。その良いきっかけとなるのがお食い初め。ただし1回切りではなく、普段にも使える食器を目指した」と井助商店の代表取締役、沖野俊之は話す。およそ生後100日目に行うお食い初めは、一汁三菜に歯固めの石を加えた様式的な食事である。それらがお膳付きの漆器に盛られるが、その後の出番は残念ながらあまりない。
漆の精製販売と漆器の企画開発を行っている同社は、一汁一菜を盛ることができる、入れ子の椀2客と蓋にもなる皿1枚をセットにし、漆器のスターターキットとして提案する。塗りは木目を生かした拭き漆だ。椀の底を厚くして安定感を高め、子供でも手に持ちやすいよう、高台付近にわずかな段差を設けた。見込みに施した、干支の蒔絵がワンポイントとなっている。
代表取締役 沖野俊之
〒600-8066 京都市下京区柳馬場通五条上がる柏屋町344
Te l : 075-361-5281
Fax : 075-361-5285
Mail : shikki@isuke.co.jp